サテライトオフィス開設数全国No.1の徳島県（64社、北海道同数1位 令和元年8月23日時点）では、サテライトオフィス開設の実績から多くの企業が視察に訪れています。
徳島県は働き方改革に伴い、サテライトオフィスを構えやすいようにこれまで環境を整えてきましたが、現在は四国の中心部に近い「にし阿波地域」と呼ばれる２市２町で構成された地域での活動に注目が集まっています。
ここでは、徳島県内でも特にサテライトオフィスの誘致に力を入れているにし阿波地域の一つである東みよし町についてご紹介していきます。
視察にお越しになった際に見て学べるアクティビティをいくつかご紹介しますので、参考にしてください。
徳島県東みよし町でおすすめのスポット
では早速ですが、中国・四国地方で初めて認定された世界農業遺産からご紹介していきます。
1.世界農業遺産である傾斜地に位置する法市集落
出典：食べチョウ
まず世界農業遺産とは、何かご存知ですか？
世界農業遺産とは
世界農業遺産及び日本農業遺産は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ（※1）及びシースケープ（※2）、農業生物多様性（※3）などが相互に関連して一体となった、将来に受け継がれるべき重要な農林水産業システムを認定する制度です。
1 ランドスケープ：土地の上に農林水産業の営みを展開し、それが呈する一つの地域的まとまり
2 シースケープ：里海であり、沿岸海域で行われる漁業や養殖業等によって形成されるもの
3 農業生物多様性：食料及び農業と関わりのある生物多様性及び遺伝資源が豊富であること
引用：農林水産省
にし阿波地域の認定内容
にし阿波地域の農林水産業システム「にし阿波の傾斜地農耕システム」は平成29年3月に日本農業遺産認定、平成30年3月に世界農業遺産認定となりました。
にし阿波地域は、急峻な傾斜地を多く有しており、その急傾斜地をそのまま農地として活用しています。
採草地で採取したカヤのすきこみによって土壌流出を防止したり、独自の農具で耕作技術を用いて段々畑を作らずに雑穀の栽培や伝統野菜に山菜・果樹など組み合わせ少量多品目栽培をしたりと、急傾斜の農地で農業を営む地域であり、その環境に適応した持続可能な農業システムを「にし阿波の傾斜地農耕システム」と言います。
また、日本の原風景とも言える山村景観、農耕にまつわる伝統行事なども人々によって守られ継承されてきました。
傾斜地農法を活用した体験がある？
東みよし町にある合同会社法市の干し芋では、世界農業遺産の傾斜地農法を活かし、昔ながらの道具と昔ながらの製法で一つ一つ手作業で行い、天日干しこだわった干し芋を製造しています。
干し芋づくりを介して、集落の魅力発信や地域連携によるむらづくりを目指されており、これまで地元をはじめ農業体験に興味のある方に向けて干し芋体験を実施されてきました。
さつまいもの苗植えや収穫、カット作業などその時期に応じて異なりますが、世界農業遺産に認定された山間集落にて、見聞きするだけでは得られない新しいことを体験してみてはいかがでしょうか。
合同会社法市の干し芋についてはこちらでご紹介しています。
また、こういった地方活性のために活動されている方との連携や製造に関連する意見交換などもすることができますので、そのような思いを持ち徳島県にサテライトオフィスを検討されている方は一度足を運んでみて欲しい地域となっています。
詳しくはこちらにてお問い合わせください。
2.絶景が見られるパラグライダー体験
徳島県にし阿波地域では、三好市と東みよし町をまたがる飛行空域でパラグライダースクールを開校しており、パラグライダーを体験できる体験フライトがあります。
このエリアは日本でも有数のパラグライダー天国とされており、ビッグエリアにて空中散歩をすることが可能です。
空を飛ぶには様々な方法がありますが、唯一自分の力で自身を空中に浮かせることができるのがパラグライダーとなっています。
広いエリアでのびのびと空中に浮かぶ不思議な感覚はにし阿波ならではのアクティビティであり、なかなか経験できない体験です。
徳島県東みよし町に視察にお越しの際や、サテライトオフィスを徳島県に構えた後、テレワーク・リモートワークの合間でストレス発散やアイデア創出のためにぜひ取り入れてほしい体験と言えます。
四季によっても見る光景は異なり、一度たりとも同じ条件はないため何度でも楽しめるアクティビティとしておすすめです。
詳しくはこちらをご覧ください。
徳島県東みよし町での視察を有意義な時間に
働き方改革が進み、サテライトオフィス進出等、地方での活動を視野に入れる企業が増えてきましたが、なかなか踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
インターネットや電話で各地の情報を収集しても、具体的にどのような企業がいてどのような生活環境が整っているかなどは現地に行って確かめなければ分かりません。
また、自社と相性が良い地域なのかどうかも不透明であり、不安要素を持ったままでは次のステップに進めないため、現地を実際に訪れてみるのが一番です。
しかし、ただ視察に訪れるだけではなく、しっかり地元企業の魅力を知れるよう行政担当者との交流や企業との意見交換なども非常に大事になってくるポイントです。
東みよし町では、独自の技術を持つものづくりや豊富な資源を活用した地方での連携ビジネスの創出、地方での事業拡大や新たな仕事創出の可能性を拡げ、中長期的な地方創生を目指しています。
東みよし町は最先端情報インフラはもちろん、自然豊かな環境と今回ご紹介したスポット、さらに比較的アクセス面も便利な地域に位置しているため、ビジネスを展開するのに適した地域と言えます。
まずはお試し勤務や現地視察などで現地に訪れていただき、東みよし町の資源に触れて町のことを自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
ぜひ地方進出や移住に興味のある方、ものづくり事業者との連携等ご希望がございましたらお気軽にお問い合わせください。
次回は、東みよし町のランドマークでもある吉野川ハイウェイオアシスをご紹介いたします。
東みよし町のアクセスについてはこちらの記事でご紹介しています。